ヘナカラー 青山一丁目美容室ITAYA

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2019/02/13 ヘナカラー 青山一丁目美容室ITAYA

今日はリクエストがありましたので、テーマは{ヘナ}です。
へナは熱帯地方特有のミソハギ科
インド、ネパール、スリランカ、パキスタン、イランなどに自生しています。
ヘナはメソポタミア文明では既に栽培され、
染料として使われていたといいます。
クレオパトラが化粧にヘナを取り入れていたのは有名で、
一般の女性も手足の爪や髪の毛をへナで染めていたといいます。
イスラム教では幸運をもたらす植物とされ、
結婚などの人生儀式においてさまざまなへナ染めの儀式が行われてきました。
インドでもヘナは幸運の植物とされ、
結婚式の数日前には花嫁にメヘンディの儀式があり、
ヘンナリアというヘナ師により吉祥模様のメヘンディを手足に施されます。
現在では、ヘナタトゥとして結婚式以外でも肌にヘナで図柄を描くためにも使われています。
ヒンズー教の女神ラクシュミーは、へナの女神とも言われています。
美と健康と豊穣の女神として人々から愛され続けてきました。
日本では奈良の薬師寺に祭られている吉祥天女として有名です。
また、イスラム医学やインドの伝承医学アーユルヴェーダでは、
古くから親しまれてきた植物です。
〈アーユルヴェーダにおけるヘナの使用用途〉
皮膚病予防、止血、火傷、打撲傷、吹出物、防腐剤、皮膚炎など
〈その他の使われ方〉
足湯剤・入浴剤、ボディパック、マニュキュア、ヘナタトゥ、うがい薬
1990年のインドの科学者の論文ではヘナの中のナフトキノンが肝臓の毒素を排泄させる役目があると発表されました。
ヘナが髪のたんぱく質と結合する際に、毛の表皮に薄い膜を形成し、
その働きによって髪を包み込みことでキューティクルを保護します。
外から受ける紫外線などの悪影響から髪を守ることになるのです。
さらに、抗酸化作用により、皮脂の酸化により毛穴に詰まってしまう汚れを取り除き殺菌することで
頭皮を健康に保つことが出来ます。
ヘナの着色作用は、主な成分であるローソンとタンニン酸によるもので、
発色の素となる赤色色素が含まれていて、
毛髪の主成分であるケラチンに絡みつく性質により髪に色が着きます。
ヘナカラーのメリット
コンディショニング効果
デトックス効果
フケが出にくくなる
傷んだ髪を健康にし、つややかな髪にする
リラックス効果
デメリット
染めるのに時間がかかる
独特の匂いあり
からだを冷やす
天然のものなので、人によっては副作用がある
ヘナタトゥーなども流行ってますが、
植物のアレルギーも多いので、パッチテストをしてから
ヘナカラーを楽しんでください。
田村